『あのシーンで突込みが入ったら・・・』 | |
by薫 |
「あぁっと、自己紹介しなくちゃですねぇ〜」 「え〜っとぉ、アタシのことは因幡って呼んじゃってください〜」 「因幡やて?なんやヒヨコみたいな頭しとるな」 「ヒヨコって・・・超失礼〜〜〜っ!!ちょっとオッサン、だまってなよぉ〜」 「だれがおっさんや!!」 「『ヒヨコ』だろうと『おっさん』だろうとどうでもいい。黄泉裔ならば・・・斬る」 「ちょっ、待ってや楓姉さん」 「?」 「どうでもよかない」 「そうよ、そうよ」 「おっさんというのは取り消してもらわな。というわけで取り消せ」 「そっちこそ、ヒヨコっていうのを取り消しなよぉ〜」 「・・・・・」 「き、樹生…くん」 「あっ、あぁ」 みると樹生は、三人を置いてそっと立ち去った。 楓はというと斬るタイミングを逸し、刀を構えたまま二人の言い合いをただ眺めているしかなかった。 その影で… 因幡ぁ〜、何をやってるんだぁ〜 あぁ〜、日神子がぁ〜 き、樹生様がぁ〜 で、出られない… と、これまた出るタイミングを逸した那智の姿があった。 おわり… |